2011/11/19

朝、目が覚めた時に

朝、目が覚めた時に、「あ、私だ」と思う。

いろんな夢を見た後に、その名残の切れ端が
まだふんわりと身体と頭を包んでいたりすると
自分に戻ってくるのにちょっと時間がかかる。

で、戻ってきた時の気持ちが、今自分がおかれた状態を示している気がする。

だから、気持ちよく目覚める為にも
前の日までの憂いは、眠りに落ちる前に片付けておこうと思っている。
それが、うまくいったかどうかは、目が覚めた時に分かるんだぁ。
今朝は、大丈夫だった(笑)

98歳まで生きてくれた明治生まれの祖母が言ってた。

「夜寝て、明日の朝に目が覚めるかどうか分からん
そねーな気持ち あんたには分からんじゃろうねぇ(笑)
そりゃあ不安じゃけど、不安じゃからこそ、
目が覚めたら、あら、また1日もろうて良かった(笑)
と思うて、そりゃあ有難いもんいね」

目が覚めたら、また1日24時間をもらえて有難いと思う…
そっか~、そう考えたら 確かに有難いよねぇ。

毎日は、いつも新しい日。
同じ様でいて、でも同じ日なんかひとっつもない。
その24時間は、毎日が真っさらの24時間、無限の可能性を秘めている。
どんな気持ちで過ごせば、充分に生きたと言えるだろう?

人間は、何も持たずに生れてきて、自分以外のものはみな、
誰かが作ったもの 誰かにもらったもの 誰かから借りてるもの。

言葉だって、文化だって、既に誰かがつかっていたものだよね。
自分が買ったものでも、それは誰かが作ってくれたから買える。

有難いなぁ…と思う。私も役に立ちたいなぁ…と思う。

考えたら、自分のものなんてこの命くらいだ
その命だって、親からもらって、育ててもらって今がある
威張れることなんて、ひとつもない(笑)

産んでもらって、育ててもらって、
泣いたり笑ったりしながら生きてきたこの年月の中で
学ばせてもらった事がいっぱあるよ。

もっともっと学びたいよ。
いつか私も誰かの、何かの役に立ちたいよ。
誰かが辛い時、悲しい時、苦しい時に分かってあげられるように。

どんな事も、誰でもみんな、自分で解決しなくちゃいけないけど
でも、希望の光の一粒くらいには、なれたらいいなぁ。
そしたら、私が今までしてきた色んな経験や思いが、
役に立つ事もあるじゃない?

良い時ばかりじゃないからこそ、
乗り越える幸せも感じる事ができる。
自分が辛かったからこそ、人の悲しみも理解できる。

誰にでも、その人の役目役割が必ずある。
誰からでも学ぶことが必ずある。
思い・言葉・行い、それが自分を作っていく。

毎朝、目が覚めた時に、
「あ、今日も24時間もらっちゃった♪ありがたい!」
…そんな気持ちでいつもスタートできるように、
私は自分を変えていきたいなぁ

今日も、命が有難いと思う。

何に向かってなのか分からないけど、
「ありがとぉ!!(^◇^)」と、言ってみる。