2014/11/26

人がいなくなるということ

2014年の初めに、

一番大切で大好きな親友のお母様が、長い闘病ののち、天に召された。



その3ヵ月後、私の父が天に召された。

あまりにも突然で、信じられないまま、受け入れられないまま、時だけが過ぎる。



妹を亡くしたのが20数年前、その数年後に祖母を亡くした。



その度に、泣いて泣いて、泣き尽くして、

そして、いつか、その分の命を胸に抱いて歩き始める。



人がいなくなるということ、



その人の声にも、笑顔にも、心にも、

もう触れることができないということ

どんなに求めても、応えが返ってこないということ



これが、どれほど苛酷な現実であることか。



どれ程の時を過ごしても、

永遠にこの痛みが完全に癒えることはない。



それでも、生きていこうと思うのは、

生きていかねばと思うのは、

残された者の慟哭を知ったからだと思う。



残して逝かねばならなかった人の悲しさ、悔しさを思う。


・・・私は、どんなにしても、生きていこうと思う。



父の月命日の度に、

私は、命の儚さと、悲しさと、愛しさを思い出させてもらっている。



生きているということは奇跡。

それだけで奇跡。



その人と自分が、どんな関わり方であろうと、どんな思いを抱いたとしても、

それでも、どうか貴方が 命を全うし 幸せでありますようにと 願える人でありたい。


誰に、どのように、何と思われても、評価されても、

この思いは変わらない。


生きていることは、本当に、 ただ それだけで奇跡なのだ。


命を、大切に。どうか大切に。